Web版「kyoto子連れパワーアップ情報」デンマーク子育てウォッチングVol.2
デンマーク子育てウォッチング
2003年11月

Vol.2 子どもの良い面について話そう -保護者面談-

デンマークに来てはや4カ月が経ちました。クリスマスが近づいてきたデンマークでは、「クリスマスプレゼント何がいいかな」と考える時期に来ています。子どもだけでなく大人もプレゼントを交換するので、デパートやお店では、プレゼント用の商品やラッピング、飾りなどがあちこちに並べられ、見ているだけでもワクワクしてきます。

子どもたちの学校でも、クリスマス飾りを作ったり、保護者を招待してパーティをしたりというイベントがあります。最近訪れた小学校では、夜子どもの親や家族が招待され、子どもの劇を見た後、教室で食事会をするということでした。教室には子どもたちが作ったクッキーとケーキ、冷蔵庫の中にはジュースとビールが準備されています。そして机の上にはきれいなクロスが掛けられ、ナプキンとお皿が並べてありました。

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【約80%が共働き】

さて今回は、学校と子どもの親がどのような関係なのか、ということについて書きたいと思います。前回、子育ての責任について少し書きましたが、デンマークでは、子育ての責任はまず親にあると考えられています。しかしそれは必ずしも、家で子育てをすることが第一だという意味ではありません。デンマークのお母さんたちの約80%は、パートタイムも含めて外で働いているので、子どもたちの間では、保育所や学童保育所に行くことは、ほとんど当たり前のことになっています。でも、子どもが小さいうちは、お父さん、お母さんは午後3時か4時には仕事を終え、保育所や学童保育所に迎えに行くということが多いようです。子どもが小学校に上がってからもそれは変わらないようです。

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【子どもの様子を密に連絡し合う「保護者面談」】

先日、私は幼稚園クラスの保護者面談を見せてもらう機会がありました。幼稚園クラスとは、1年生になる前の学年で、学校生活に慣れる準備クラスのようなものです。面談では、担任の先生と学童保育所の先生が、教室で保護者が来るのを待っています。机の上にはクッキーが用意され、小さなろうそくも灯してありました。保護者が部屋に入って簡単に挨拶すると、まず担任の先生が授業での様子について、おだやかに話し、子どもが描いた絵などを見せていました。

面談の期間が始まる前に、担任の先生は子ども一人ひとりと簡単に話しをしています。これは、成績などの話しではなく、「学校は楽しい?」「学校では何が一番好き?」「誰と遊ぶのが一番好き?」「何が得意だと思う?」などという項目に従って、先生が子どもと簡単なやり取りをするというものです。そして、この会話の中で子どもが話した内容についても、面談で話されます。

面談には両親そろってやってくるところもありました。担任の先生の話の後、学童保育所の先生が、学童ではどんなふうに遊んでいるか、友達関係はどうかという話しをします。その話をもとに、今度はお父さん、お母さんが家ではどうか、どんな友達とよく遊んでいるか、何ができるようになってきたか、という話をします。私が驚いたのは、先生たち、お父さん、お母さんたちが、子どもの様子をとても客観的に話しているということでした。学校では、学童保育所では、家ではどんな様子か、という話しをしながら、その子についてお互いに情報交換し、理解しようとしているかのようでした。そして、子どもが得意なこと、好きなこと、仲良く遊ぶ友達がいることを、とても良く評価しているのが印象的でした。

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【「ニュースレター」を有効に活用】

面談で先生たちが子どもの様子について話すのは、親も学校や学童での様子をしっかり把握しておくことが大事だということからきているようです。面談以外にも、毎日の出来事や今後の予定などを、先生たちはいつもニュースレターを通じて親に伝えています。私がこのクラスにやってきたこと、子どもたちと折り紙をしたことも、この日のニュースレターにはしっかり書かれてありました。このニュースレターを通じて、お父さん、お母さんは、子どもたちが家に帰った時、「今日は日本人の人が来て、オリガミをしたよ!」という子どもの話を、すぐに理解できるというメリットもあるようです。

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