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2004年2月
Vol.5 冬休み 子ども・家族向け企画2月の2週目または3週目は、デンマークの学校では「冬休み」になります。年末の休暇は日本ほど長くないので、この一週間は、ちょっと一休みといった感じでしょうか。この休みを利用して、ノルウェーやスウェーデン、ドイツ、フランスなどにスキーに行く家族もあります。全ての親がこの冬休みに休暇を取れるとは限りませんが、子どもたちがお休みなので、街ではちょっとした企画もあるようです。
その一つが、市バス・市鉄の冬休み企画です。コペンハーゲン近郊の複数の市によって運営されているHURという市バス・市鉄は、冬休みの特別企画を用意しています。これは、バスや電車で子どもと美術館や博物館、お城などを訪れる時、子どもの交通費、入場料が無料になるというものです。 |
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対象となるのは、 12歳までの子どもで、2人まで無料になります。バスの中には、冬休みに入る前から、かわいいパンフレットやポスターがかけられていました。 この企画を利用して訪れることができるのは、コペンハーゲンとその近郊にある12の美術館、博物館、お城で、パンフレットの中には、この時期に行われる子ども向けのプログラム、開館時間、大人料金とともに、行き方まで書いてあります。 このHURは子どものある家族に向けたサービスだけでなく、文化施設に関わる様々な援助をしていて、この企画もその中の一つのようです。 |
<HURとDSBのパンフレット> |
もう一つ、長距離列車にも、子ども対象のサービスがあります。DSBというデンマーク国鉄は、4歳から15歳までの子どもが一人で乗車するときに利用できる特別な車両を用意しています。この車両は金曜日と日曜日の週2日しか走りませんが、一人で乗車する子どものためだけの、特別なサービスです。 この子ども車両にはchild guideという名のガイドさんが付き、子どもたちを目的地まで安心して送り届けてくれます。最近では2階建て車両の2階部分が子ども車両となっているようで、「少し高いところから、新しい、楽しい経験ができます」とパンフレットには書かれています。 このサービスを利用する時、大人(親)は申込書に名前を書き、目的地で出迎えがあること、出迎えの人は受取書を持っていることなどをしっかり書かなければなりません。そして駅まで出迎えに行く側も、受取書にサインをして、駅員に渡すことが要求されます。こうして子どもたちが一人でも、親は安心して電車に乗せることができるようです。
この2つのサービスのパンフレットやポスターは、私が普段利用するバスや電車のなか、駅など、自然に目につくところにあります。パンフレットには、写真にあるようにかわいらしい子どもたちが表紙になっていて、自然と人々の目を引きます。これは、子どもがいない人でも、子どもに関する様々なサービスが街の中にある、ということを知る機会になるのではないかな、と思います。バスに乗っていても、大きなベビーカーを押して乗ってくる人々は常にいて、その人たちのための場所もしっかり確保されています。子どもとともに生活していない人々、例えば若者やお年寄りが、日常生活の中で、子どもを持つ人々を自然と意識して生活することにつながっているような気がします。 |
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