Web版「kyoto子連れパワーアップ情報」デンマーク子育てウォッチングVol.8
デンマーク子育てウォッチング
2004年6月

Vol.8 ある誕生日パーティの席で

デンマークでは最近、デンマーク産のイチゴがスーパーに出回りはじめました。これはデンマークでは夏の訪れを意味するようです。テレビのニュースでも「いよいよ、デンマークのイチゴが店頭に並び始めました」と紹介され、買い物客たちも口をそろえて、「夏っていう感じですねー」と嬉しそうに答えています。

とはいえ今年の6月のデンマークは、例年に比べて気温が低く、下旬でも20℃を下回っています。朝晴れていたと思いきや突然雨が降り始め、その後は曇り空。夕方にまた一時的に晴れるなど、めまぐるしい変化です。

デンマーク産のイチゴ
<デンマーク産のイチゴ>
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さて、私は先日、ある誕生日パーティに招待されました。誕生日の女性は今年60歳になったということで、記念のパーティを開いたのでした。このパーティには彼女の家族、親戚、友人など40人ぐらいが出席しました。デンマークでは誕生日を祝う際、誕生日である本人が会を開くというのが習慣のようです。当日は午後12時半に会場につくと、既に多くの人々がプレゼントを渡したり、ソファーに座って始まるのを待っていました。座席も決まっていて、名前が書かれたカードがテーブルに置かれています。そして豪勢なデンマーク料理が用意されていました。

デザートまでの間、誕生日の女性のご主人や妹さん、娘さんが、それぞれお祝いの言葉を述べていました。また、別の妹さん夫婦が彼女のことを歌った歌詞をつくり、誰もが知っているメロディに合わせて歌うということもありました。これは、お誕生日会ではよくあることのようです。そして食事中、あちこちで「スコール!(乾杯)」という声が上がり、それに合わせて皆グラスを持ち上げてはにっこり笑っていました。

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私はこのパーティの席で、たまたま4人の子どもの横に座りました。縦長のテーブルの角が円形になっており、その円形の部分に、小さい子は1歳半ぐらいから、一番上は7歳までの子どもが、子どもだけで座らされています。1歳半の女の子のお母さんは、ちらちらと彼女の様子を伺いに来ていましたが、それ以外の子どもたちは、その席に子どもだけで座っていました。会が長くなるにつれて、子どもたちはやはり退屈してきて、あちこち走り回って遊んだり、お菓子を会場の方にもらったりしていましたが、それでもよほどのことがない限り、子どもたちの親はあまり子どものことに気をとられず、他の出席者とおしゃべりをしていました。

後で聞いた話ですが、子どもたちが子どもだけで座る、ということはお決まりのようです。その方が「子ども同士でおしゃべりができて、退屈しない」ということでした。確かに子ども同士が後で仲良くなって、一緒に遊んでいる光景もみましたが、私はまず最初に「何でお父さん、お母さんの横じゃないの?!私が面倒みるということ?」と色々考えてしまいました。大人と子どもという区別がものすごくはっきりつけられていることに、驚いてしまいました。

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ちなみにこのパーティは、かなりのボリュームだった食事の後、会場内の場所を少し移動して、コーヒー、お酒、チョコレート、フルーツなどが出され、間に休憩を挟んで、最後は午後8時ごろに軽い食事が出てお開きになりました。なんと総時間8時間!私は終わりの方はもう疲れてしまい、デンマーク人の会話に入ることさえできませんでしたが、このようにデンマークのパーティは、食べて食べて食べて、そして話しまくるというもののようです。

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