Web版「kyoto子連れパワーアップ情報」デンマーク子育てウォッチングVol.16
デンマーク子育てウォッチング
2005年7月

Vol.16 パパさんたちの育児参加

【暑くなってきました!】

またまたとってもご無沙汰してしまったデンマーク子育て日記です。3月に約1年ぶりに帰国してからあわただしく時間が経ってしまいました。それからこちらでのヴィザの更新、労働許可など、様々な手続きが終了し、やっとまともに?生活できる基盤が整った感じです。

こちらは6月ごろからどんどん暖かくなり、日中は暑いと30度近くまで上がるようになりました。昨年の冷夏をこの日記でも書きましたが、今年は猛暑、と言うほどではないにしろ、まともな夏になり、庭や公園で日焼けに精を出している人たちをたくさん見かけます。この夏場を逃すと、またうす曇りの長い冬になるので、みんな今、一生懸命太陽の光を浴びているようです。

line
【パパさんたちの家事・育児参加】

さて、今日は私が最近感じる、デンマークのパパさんたちの育児参加について書こうと思います。デンマークのパパさんたちは、基本的には育児参加が活発だと言われているようです。それは例えば、労働時間が日本に比べて短いこと、長期休暇・有給休暇が保障されていること、そしてママさんたちも外で働いていることが多いことと関係するようです。育児だけではなく、家事全般的にこまめに参加している人が多い印象です。もちろん、料理をほぼ毎日する人から、料理はしない、という人など様々ですが、自分のことは自分で責任を持ってするように小さい時から育てられているため、家のことも自分たちの問題としてこなしているように感じます。そして、女性が強い北欧では、「○○は女の仕事」と言うと、ものすごい反発が予想されるからかもしれません…。

とはいえ、日本で育ってきた私としては、どうしてそんなにスムーズに家事や育児に取り組めるのか本当に納得して理解はできていませんでした。その答えを最近一つ見つけたような気がします。というのは、私の父親の年代に当たる50代後半から60台前半ぐらいの男性達も、既に結婚当初から家事・育児に参加していたらしいのです。そしてお父さんが保育園にお迎えに行ったり、ご飯を作ったり、掃除をしたりという環境で育った若者は、自然とそれを自分自身の役割としてとらえているのではないかな、と思うのです。つまり、時間的余裕だけでなく、子どもの時からの体験が、自然に家事・育児を担うことにつながっているのではないか、ということです。

line
【妊娠の頃から既に参加】

育児に関してもそうで、妻(あるいは彼女)が妊娠をした時から、色々な検査や助産婦さんとのミーティングなどにいそいそと参加しています。最近の立会い出産の割合は95%だそうで、逆に妻一人で出産すると「ひどい夫」と言われるとか。出産後も産休を2週間以上取る例が多いようです。友人で最近出産した人がいるのですが、彼女の夫も例に漏れず、しっかり産休を取り、オムツを替えたり、ミルクをあげたり忙しそうにしていました。日本では、実家に帰って出産することも多いということを色々なデンマーク人に説明するのですが、「それじゃ、パパがかわいそう」という反応が返ってきてしまいます。

日本でも最近は若いパパさんたちが育児にできるだけ参加したいと思っているという記事を読んだことがあります。参加したくても仕事が長時間に及んだり、ゆっくり休みがないとなかなか実現しないんだろうと思います。子育て支援政策目白押しの日本ですが、実はワークシェアリングや、家族と過ごすことが大切だという認識が職場にも生まれないと、女性だけの家事・育児負担はなかなか改善しないのではないかな、と思います。

彫刻

今年はアンデルセンの生誕200年で様々な催しが行われているデンマーク。
彼の作品が今、砂の彫刻で再現されています。

子どもたちも自分の作品を頑張って作っているようです。

砂遊び
前のページへ デンマーク子育てウォッチングトップページへ 次のページへ

Copyright(c)1998-2005 “おふぃすパワーアップ”. All rights reserved.
E-Mail:office@office-powerup.com
URL:http://www.office-powerup.net/